イースターホリデー真っ只中のロンドンです。
ワタクシたち「お祭り好きの日本人」とはいえ、まだまだイースター(復活祭)には馴染みがないように思われます。
少なくとも、私はまったくもって馴染んでいないので、wikiさんで調べました。
復活祭(ふっかつさい)はキリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日で、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する。「復活の主日」、あるいは英語で「イースター」とも言われる。復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。2009年の復活祭は西方教会では4月12日、東方教会では4月19日。
太陰暦をもとに日付が決まるので、毎年日付が変わるんだそうです。
ややこしいなぁ。
そのイースターの2日前の金曜日はGood Friday(聖金曜日)。
「受難日」「受苦日」などと呼ばれ、キリストが処刑されたといわれる日です。
イギリスでは昔からこのGood Fridayに
、ホットクロスバン Hot cross bunという白い十字で飾ったパンを食べる習慣があったそうです。
今ではスーパーに一年中置いてありますが、日本における「正月前の餅」のごとく、イースター前は店頭の目立つところに陳列されてました。
作ってみました
・・・。
これでも一番べっぴんな子たちを並べたのですが・・・ブサイク。
言い訳をすると、成型までは順調でした。
焼く直前、白い十字架を描く段階になって惨事に発展しました
ちなみに、参考にしたのはこちらの本。
この本は「白い十字架をパイピングで搾り出す」方式を取っていますが、私は絞り袋が大の苦手です
他のレシピでは、もう少し硬い生地で粘土細工のように貼り付ける作り方もありました。
次はそちらにしてみよう・・・。
「灰の木曜日から聖土曜日までに食べるパンは、乳製品を使ってはいけない」と読んだことがありますが、これは思い切りバターや卵や牛乳が入ってます。
でも、そのおかげで
ふわふわ
上下にスライスしてトーストする写真をよく見かけたので、真似してみました。
表面は
カリっと、中は
ふわふわ。
レシピによっては、レーズンの代わりにブラックカレントなどのドライフルーツを入れているものもあります。
私の使ったレシピではシナモン、ナツメグ、オールスパイス、ジンジャーが入っています。
(オールスパイスはなかったので省略、ジンジャーは粉がないので生姜の絞り汁を少々添加)
なんともエキゾチックな香り
レーズンがあまり好きでない旦那さんからは、
「温かくておいしい」
と苦肉の策のほめ言葉をいただきましたが、シナモン&レーズンファンにはオススメの一品です。