ここのところ、もっぱらこちらの本のパンを焼いています。
AMAZONのレビュー件数の多さと評価の高さを見て買いました。
この作者の高橋雅子さんはずーっと前からとても人気がある方のようです。
成城学園前にあるパン教室「
ワインのある12ヶ月」は、2009年度は既に定員いっぱいらしい。
最近は代々木八幡にベーグルのお店「
tecona bagel works」をオープンされました。
オレンジページのHPでは4月のお料理e-Lesson「初めてのパン&ピザ」を連載。
cuocaでは月1回ですが
ブログも公開されています。
商売が成功するかどうかって、どこに違いがあるのだろう・・・・・・・
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この本の特徴は、その名のとおり、
少しのイーストでゆっくり発酵させること。
まんまです。
私がいつも使っていたドライイーストの1/4の量。
発酵時間は倍以上、レシピによっては一晩かけて冷蔵庫の野菜室で発酵させるものもあります。
パンに生活を合わせるほどでもないので、私はあまり厳密に守ってはいません。
時間がなければ暖かいところで発酵させて時間を短縮するし、
なにせ涼しいロンドンなので、台所で放置して、発酵が進みすぎたら冷蔵庫に入れて待っててもらったりしています。
個人的には、作り方は少し難しいと感じました。
作業の一つ一つに写真が付いているわけではないので、
私が一番初めにこの本を見て作っていたら、きっと挫折していたと思います。
(レビューの中には、初めてで上手に出来たという方もいらっしゃいました
)
また、「暑い時期は」「寒い時期は」など相対的な表現で書かれているのも分かりづらい。
しかししかし。
そんな残念さを差し引いても、余りある魅力がこの本にはあります。
材料も作り方も、シンプル。
血相変えて叩いたりひっぱいたりしなくてOK。
「ゆっくり発酵させることで熟成されてしっとりとした風味の良い生地になる」とのこと。
確かに、そんな気がします。
焼きたてのときのイースト臭は絶対に少ないです。
何度目かのリュスティック。
それらしくなってきました。
しかし、恐る恐る作ったバゲットは・・・
病気のツチノコみたいになってしまいました
気泡もまだまだ。
いつか上手に焼けるようになりますように・・・・・・・・・・