イギリスの中で一番行ってみたかった場所が「ストーンヘンジ」です。
行った人に聞くと
「It's boring!」
「Just stones!」
と口を揃えて言われるのですが、『Master Keaton』というマンガを愛する人ならば、この気持ちを分かってくれるはず…
ともかく、ストーンヘンジ、バース、ソールズベリへの1day tripに出掛けてまいりました。
数日前からの天気予報はheavy rain。
実際、行く途中のバスでは大雨でした。
が、約2時間後、現地では雨が降った形跡はまったくなし。
さくらなでしこさんの「晴れ女パワー」をいつの間にか身につけられたのかも。。。
見渡す限り青々とした草原に、ありました。
紀元前2500年からずっとここにあるって、すごい。
少し離れたところにあるヒール・ストーン。
冬至の日にはこの石から遺跡の中心の延長線上に太陽が沈むのだそうです。
確かに、ただの石。
日本語のオーディオガイドは1時間くらい喋ってるみたいだけど、実際見るのは10分もあれば十分。
でも、私は大満足でした!
1時間ほどバスに乗り、次いで向かったのは
ソールズベリ。
ここの大聖堂の塔は123メートル。
イギリスで一番高い塔なのだそうです。
中は今までいくつか見た大聖堂と作りは同じ。。。
でもちょうど日曜日だったため近所の人々がお祈りから帰るところで、臨場感がありました。
続いて
バース。
こちらは英語の「bath」の語源にもなった古代からの観光地です。
なんと言っても目玉は紀元前1世紀にローマ人によって建てられたローマン・バス。
今でもこんこんと湧き出る温泉は、本当にあったかいんです!
(もちろん、触ってみた)
大小いくつもの浴場があるだけでなく、サウナや水風呂まであるんだから、ローマ人は本当に今と変わらぬ高い文化を持っていたんですね。
ほんっとに、すごい。
昼食は、1680年に建てられたバースで最も古い建物を利用したというティーハウス
「サリー・ランズ Sally Lunn's」へ。
クイックランチBは飲み物、サンドイッチ、アップルパイが付いて12ポンド弱なり。
旦那さんは飲み物、スープ、サンドイッチのクイックランチAにしてました。
これが、おいしいっ!!!
旦那さんのスープは、これなんだろ?
じゃがいもベースの少しだけスパイシーなスープ。
そして、ドドーンと出てきたサンドイッチはメニューの中から好きなものを選んで。
私は「チキン&ベーコン、チーズ」、旦那さんは「スモークサーモン&クリームチーズ」。
最後にホカホカのアップルパイに超濃厚クロテッドクリームが添えられて…悶絶。
やっぱり、イギリスはおいしい!!!!!
私はこのとき初めて知りましたが、「サリー・ラン」と呼ばれるフカフカのパンの元祖・本家本元がこの店だそうです。
1680年、ここで働いていたその名もサリー・ランさんが考案したレシピのまま、現在も焼かれているとか。
スープの脇に乗っていたそのパンは、ふっかふかでなんとも素朴な味でした。
や、焼いてみたい。。。
お店の地下には「こ、これがMuseum!?」というようなちょっとショボめの展示と、箱に入ったパンが売ってました。
イギリス国内でいくつか行った街の中で、私はバースが一番気に入りました。
出来ることなら一泊して、のんびり見て回りたかったくらい。
街を流れるエイヴォン川にかかるパルトニー橋は、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオを偲ばせる趣です。
もう一度、ゆっくり訪れたいところです。