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バルセロナ Barcelona Part2

【7月23日(木) 2日目】

この日は朝から半日観光ツアーに参加し、中心から少し離れたところを見に行きました。

まず訪れたのはモンジュイックの丘
「ユダヤ人の山」という意味なのだそうです。
海も見えます。
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遠くにサグラダ・ファミリアも!
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1992年のバルセロナ五輪でメインスタジアムとなった競技場の中を覗くことも出来ました。
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2日前に行われたマドンナのコンサートの撤収作業中でした。

競技場に向う道は歩くのも疲れるような急な坂道で、
「ここを有森選手が走って行ったのか~」005.gif
と想像すると、いかにマラソン選手が強靭な体力を持っているかが分かります。

バスから見えたレンガ造りの素晴らしい建物は、元・闘牛場。
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現在はショッピングセンターへと改築工事中だそうです。

次なる目的地はグエル公園
パトロンのグエルの依頼でガウディが手がけた公園で、もともとは分譲住宅地として販売する予定だったそうです。
しかし、旧市街から離れたところであるため買い手がつかず、予定の60戸のうち、実際に建てられたのは2つだけだとか。

この日は観光客が多いので、脇の入口から入場しました。
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左にそれる階段を下りて行くと、恐竜の背骨のような回廊が。
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雨や日差しをよけられるように・・・という配慮だそうです。

現在は博物館になっているガウディの家。
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中に入る時間はありませんでしたが、ガウディがデザインした椅子、ベンチ、チェストなどが展示されているそうです。

正面入口の方に回ってくると、モザイクでできたトカゲさんの口から水がぴゅ~037.gif
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階段を上ると、分譲住宅が完成した際には市場にすることを想定して作られたという空間。
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その左側には、日本でCMにも使われたという見事な廊下。
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肋骨の中に入ったみたい。

先ほどの市場の上は、大きな広場になっています。
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広場の縁にあるベンチは、工夫たちを裸にして腰掛けさせ、長く座っても疲れないように設計したのだそうです。
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確かに、突起の部分がちょうど腰の辺りを支えてくれます。

正面入口に向って、左側は事務所として使われるはずだった建物(今はお土産屋)、
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右側は門番小屋として使われる予定でした。
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その外観から「お菓子の家」と呼ばれているというから、納得027.gif

ツアーの限られた時間では一部しか見学できなかったけれど、とにかくガウディの想像力には驚くばかりでした。

 ***

午後はまた街の中心に戻ってきました。

現在も字際に使われているサン・パウ病院は、カタルーニャ音楽堂と同じくモンタネールの作品。
こちらも世界遺産に指定されています。
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145,000平方メートルの敷地に48の病棟が建つそうですが、あまりに広いので一部の建物を見るにとどめました。
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これらの素晴らしい建物の前に救急車が止まっていたり、手術着姿の人々が往来する姿は、「機能する美しさ」とでもいえるでしょうか012.gif

 ***

バルセロナ在住の方から「外を見るだけでなく中も是非見学してください」と勧めていただいたカサ・バトリョ
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海をイメージして作られたという邸宅。
バルコニーは帆船をイメージしているそうです。

中に入ると、これまたなんとも摩訶不思議な空間でした。

ランブラス通りを見渡せる2階の窓。
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通りと反対側にあるテラス。
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テラスから建物の裏面を見たところ。
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建物の中心にもパティオのような空間があり、太陽光が隅々の部屋まで入るように工夫されていました。
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また、タイルの色は上部からの光を考慮して上に行くほど濃くなっており、下から見上げると同じように水色に見えるようにという工夫が施されています。

屋上にいたっては、遊び心全開。
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排気や通気なども工夫されているそうですが、住み心地がいいかどうかは分かりません。。。
徹底的に直線を排除したという空間は、船酔いしそうでした・・・042.gif

 ***

現在もマンションとして実際に人が住んでいる、カサ・ミラ
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モンジュイックの石切り場から切り出された石灰岩をそのまま積み上げて作られたそうで、「ラ・ペドレラ(石切り場)」とも呼ばれています。

「お宅拝見」とはいきませんが、最上階にはガウディの作品の平面図、立体模型の展示や、ビデオを上映しています。
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屋上に抜けると、兜をかぶった兵士たち…のような煙突。
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中庭を中心に円を描いて並ぶ部屋たち。
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モデルルームも見ることが出来ました。
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…素敵016.gif
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by takaramono5898 | 2009-07-28 17:20 |   └ スペイン

バルセロナ Barcelona Part1

「スペインはおっかない・・・」008.gif
ヨーロッパの中でも比較的治安が悪いと聞いていたので、私はあまり乗り気がしませんでした。
が、
「どーーーーーーしても、サグラダ・ファミリアが見たい」027.gif
という夫に説得されて、バルセロナに2泊3日で行ってきました。

【7月22日(水) 1日目】

空港からバスで30分ほどで到着するカタルーニャ広場。
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噂には聞いていたけど、めちゃくちゃ暑い042.gif
夏が終わってしまったようなロンドンとは正反対。
日差しは強烈、湿気もあって、日本の夏を思い出しました。

今回のホテルはホテル リヴォリ ランブラス Hotel Rivoli Ramblas
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旧市街にある目抜き通り、ランブラス通り沿いにある4つ星ホテルです。
私たちの部屋からは通りが一望できました。
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平日でもすごい賑わいで、小鳥を売る屋台が並んでいたり、コベント・ガーデンにもいるようなパフォーマーたちが大勢います。
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ロナウジーニョがリフティングしてました037.gif
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 ***

バルセロナは言わずと知れた建築の街。
アントニオ・ガウディを筆頭に、数々の建築家が腕を競った建物が現存しています。

まず初めに訪れたのはカタルーニャ音楽堂
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モンタネールという建築家の1908年の作品で、世界遺産に指定されています。

奥まった細い通りにあるため、十分に離れて写真を撮ることが出来ませんでした。
ぎっしりと装飾が施されていますが、それほどクドイ印象は受けず。
バルセロナの守護神であるサン・ジョルディの彫刻は確かに素晴らしい。
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私たちは中には入りませんでしたが、見学も可能だそうです。

続いて、カテドラル Cathedral
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1298~1448年に掛けて建築されたゴシック様式の建物です。
隣接するカテドラル美術館の扉も美しい・・・
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そのままゴシック地区と言われる古い町並みを歩き王の広間へ。
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フェスティバル期間中らしく舞台が設置されてしまっていましたが、この建物の中には1回目の航海を終えたコロンブスが王に謁見したという部屋が残っているそうです。

旧市街の中ほどにあるピカソ美術館には長い行列が出来ていたので、中には入らず出口からショップに入ってぶらぶら。
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ピカソはこの街で美術学校に通っていたそうです。

ここより海に向って南側は治安が悪いと言われる地域。
人が多いうちにレイアール広場に向かい、ガウディが建築学校を卒業後初めて手がけたという街灯を見に行きました。
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今までに見たこともないようなデザインの街灯005.gif

最後に訪れたのはグエル邸
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残念ながら改修工事中で中には入れませんでした。
建物全体は一見シックに見えるのに、屋上にはなんとも奇抜な煙突が。
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今まで私が持っていた「建物」という概念は何とつまらなかったことか015.gif
自由で独創的な作品を垣間見ることができました。

 ***

夜はフラメンコショーへ。
観光客相手の大雑把なところだろう・・・と期待しないで行きましたが、
いやいやどうして、美味しいビュッフェに飲み放題つき(←ここが高評価)036.gif

最前列で見られたフラメンコは迫力満点。
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相撲で言えば「砂かぶり」席のごとく、お兄さんが長い髪をそのままにクルクルと回転するごとに、
なにやら飛沫が降りかかって来る臨場感012.gif
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クラシックギターの魅力も再発見できました。
しまいには私も「ア~レッ!」と叫び、すっかり楽しみました。
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by takaramono5898 | 2009-07-27 01:37 |   └ スペイン

バタフライ・ジャングル @自然史博物館

ハーブ講座で一緒だったシンガポールの友だちに誘われ、自然史博物館 Natural History Museumで催されているバタフライ・ジャングル Butterfly Jungleというイベントに行ってきました。

このイベント、我々が昨年自然史博物館に行ったときもやってました。
自然史博物館は無料なのに、バタフライ・ジャングルは入場料が必要だったので、「ま、いっか」とスゴスゴと帰った思い出が023.gif
しかし、今回は友人が自然史博物館でボランティアをしているため、チケットをもらえました049.gif

開場の10時より少し前に着くと、旅行シーズンのためか、博物館の入口は長蛇の列005.gif
二人してびっくりしていましたが、真っ先にバタフライ・ジャングルに行く人はほとんどいなかったのでホッとしました042.gif

入口には、
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「もしも蝶があなたにとまっても、パニックにならないで」
なんて注意書きがありました。

満を持して中に入ると・・・蒸し暑っ
友人曰く、
「シンガポールにいるみたい」012.gif

でも、あれ、ちょうちょはどこに・・・?
蛾のようなのが数匹飛んでいましたが、朝早いからまだ活動してないとか・・・?

やむを得ず脇にある水槽を覗くと、
ゴキブリとか(ちょっと分かりづらいけど緑色の虫のしたに巨大なやつがいます・・・)、
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へびとか。
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・・・って、こんなのを見に来たんじゃなーい!031.gif

順路を進むと、ようやく地味ながらも少しずつ蝶が現れ始めました。
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「ちょうちょのお食事コーナー」では、みなさま朝ごはんのまっ最中。
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ズラリとさなぎが並んだケースでは、今正に羽化してきた生まれたてのちょうちょが!
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蝶の一覧表を見ていると、
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「これ、あたし!」
と言わんばかりに、偶然にも自分の種類を指し示してくれました。
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これはOwl Butterfly。
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たしかに、ヨコから見るとふくろうみたい005.gif

もうちょっとたくさんいてくれたらなぁ004.gif
個人的には昔行った石川ふれあい昆虫館のチョウの園の方が楽しめました038.gif
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by takaramono5898 | 2009-07-18 22:46 | 歩く

ゲイとレズビアンの祭典 「プライド・ロンドン 2009」

ときは7/4(土)。
ところはカナダ・デーと同じトラファルガー広場。
7/1とはうって変わってこんな感じです。
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これは、ヨーロッパで最大のゲイとレズビアンの祭典「プライド・ロンドン 2009」です。
約200組の団体がロンドン中心部をパレードし、約50万人もの人がこれを見るために集まって来ているとのこと。
メッセージも分かりやすい。
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イギリスでは同性愛者の結婚が法律上認められています。
宗教上同性愛が禁じられている国からイギリスへ渡る人も多いと聞きました。

13:00からパレード開始。
14:00すぎに出かけると、何も見えませんが、遠くからそれらしき音が聞こえてきました。
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このゴージャスなDrag Qweenを見て、ローリー寺西の後ろにいた二人組のオナペッツを懐かしく思い出しました。
(誰も知らないだろうなぁ・・・)
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後にこのオネエ、ブラウン首相夫人のサラさんと写真に写っている記事を見ました。。。

レズビアンさんたちも楽しそう。
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プラカードを掲げる人や、
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巨大な虹色の旗を持つ人たち。
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レインボーは同性愛者歓迎の印だそうです。
ロンドンの街を気にして見ていると、レインボーの旗を掲げてるパブもときどきあります。

水兵さんや軍隊だって。
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警察だって。
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ブリティッシュ・エアウェイズだって。
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ゲイのスチュワードは重宝されると聞きました。
理由は「気がきく上に、力持ち」だから。
なるほどーーーーー006.gif

あとはコメントするまでもありません。
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これが延々と続きます・・・・
みんなとにかく楽しそう。
絶対に日本では見られない光景です。

トラファルガー広場に面したSt Martin in the fields教会でも・・・
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この日に限ってレインボーの旗が005.gif

人々の熱気に圧倒されっぱなしでした042.gif
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by takaramono5898 | 2009-07-16 23:30 | 歩く

カナダ・デー Canada Day @トラファルガー広場

もう2週間も前の話ですが、備忘録のために。

7/1(水)、カナダの建国記念日を祝うイベント、カナダ・デーがトラファルガー広場で開催されていました。
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何かってーと、イベントの舞台になるトラファルガー広場。
中央の舞台で歌や踊りが披露されていて、周りのテントで関連団体がPRをしていたり、ハンバーガーの屋台が出ている・・・・というのがいつものパターンです。

イベントにちなんだ仮装をした人たち。
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これも、まぁ、いつものことです。

しかし、このカナダ・デーの特徴、その1。
ど真ん中で真剣なホッケーのトーナメント試合が行われていました005.gif
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氷がないから、コンクリートでもやっちゃえ!ということでしょうか。

特徴、その2。
バイソンのハンバーガー005.gif
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実は、これが食べられると知って、このイベントにやって来ました。
ほかにもハンバーガーの屋台はあるけど、ここの屋台は大人気。

ちなみに、バイソンってこんな動物です。(Wikipedia アメリカバイソンより)
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ちょっと怖い・・・008.gif
でも、思い切って食べてみました。
マヨやケチャップは自分でたっぷり掛けて。
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・・・普通にでした015.gif
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by takaramono5898 | 2009-07-14 05:59 | 歩く

クラクフ Krakow vol.3

【6月22日(月)2日目 午後】

アウシュビッツ強制収容所見学のツアーから昼過ぎに戻り、軽く昼食を取ってすぐにヴィエリチカ岩塩採掘場 Wieliczka Salt Mineのツアーに参加しました。

この旅行会社のツアーでは、一日でアウシュビッツとヴィエリチカの両方を見られるというのがウリだそうです。
もちろん、旦那さんの弛まぬ研究の結果、このツアーになりました027.gif

クラクフ歴史地区アウシュビッツ強制収容所とともに、このヴィエリチカ岩塩採掘場も世界遺産に登録されています。

クラクフの中心からはバスで30分くらい。
この黄色い建物の右脇に入口がありました。
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目が回って気持ち悪くなるくらい長い螺旋階段をひたすら下ります。
おえー、もう無理ー020.gif
と思い始めたら、ようやく下に付きました。

坑内には、当時の採掘の様子を表す模型が並んでいます。
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その昔は馬の力を使ってリフトを動かしていたそうです。
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グループの中から何名かが実際に動かしてみてました。
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資料により諸説あるようですが、13世紀頃からは確実に採掘が行われていたようです。
当時は塩は食べ物を貯蔵するために用いられる貴重なもので、金と同じくらい高価なものでした。
それを掘り出す抗夫たちの待遇は非常に良く、大金持ちになった・・・とガイドさんが言っていました。
でも、キツイ労働だったんだろうなぁ。

採掘の再現よりも多いのが、抗夫たちが片手間に作ったという数々の彫刻たち。
みんな岩塩で出来ています。
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趣味もここまで来れば芸術。

びっしりと塩が付いた壁も。
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わかりづらいですが、真ん中の透明な部分は塩の結晶で、触るとツルツルします。
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クライマックスは巨大な礼拝堂。
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現在も毎週日曜にミサが行われているそうです。

シャンデリアも塩の結晶で作られています。
ガイドさん、
「シャンデリアの真下にカメラを置くと、シャンデリア全体の写真が撮れるんだよ!」
と旦那さんのカメラでやってみてました。
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「・・・で?」
って感じですが015.gif

浮き彫りの『最後の晩餐』。
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ここを訪れたこともあるヨハネ・パウロ2世の像も、もちろん岩塩。
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真っ暗な地底湖にやってくると、
「サプライズがあるよ!」
と、したり顔のガイドさん。
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ショパンの調べにのり、あっちこっちにライトが点滅して・・・。
・・・015.gif
そういえば、ショパンはポーランド出身でした。

3.5kmの道のりを歩き終える頃にはもうヘトヘト。
危なっかしいエレベーターで、ようやく地上に戻ることが出来ました。
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いくつかの演出に少々残念な感じは否めませんでしたが、歴史のある場所だということは十分分かりました。

 ***

日本にいたときは、正直、旅行先としてポーランドが頭に浮かぶことはありませんでした。
前回は友人を訪ねて、今回は「アウシュビッツを見たい」という旦那さんに連れられて、両方とも素晴らしい経験でした。

とにもかくにも、ポーランドの豚肉はウマイ。003.gif
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by takaramono5898 | 2009-07-13 06:38 |   └ ポーランド

クラクフ Krakow vol.2 sanpo

【6月22日(月)2日目】
朝8時出発、全行程6時間かかるアウシュビッツ強制収容所見学のツアーに参加しました。

オシフィエンチムまではバスで1時間半。
現地に着くと英語のガイドが付いてくれ、グループになって見学します。
まずは第一アウシュビッツと呼ばれる基幹収容所から。
建物の中は撮影禁止だったため、概観のみの写真です。

写真で見ることが多い、アウシュビッツのゲート。
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ARBEIT MACHT FREI 「働けば自由になる」
3文字目の「B」が上下さかさまになっているのは、これを作らされた者のせめてもの抵抗と考えられています。

ゲートをくぐるとすぐ右にある建物。
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この前で楽団が演奏していた様子が写真に残っています。
何も分からずに連行されて来た人々へのカモフラージュだったのでしょう。

左右に並ぶ収容棟。
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11号棟は「死のブロック」と呼ばれ、臨時裁判が行われました。
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地下には食べ物飲み物を断たれる飢餓室、座ることの出来ないごく狭いスペースで衰弱させる立ち牢などがあります。
家族がある者の身代わりになって亡くなったコルベ神父を聞いたことがありますが、ここで命を落としたそうです。

10号棟と11号棟の間にある「死の壁」。
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銃殺に使われました。
その様子が分からないよう、10号棟の窓は黒い板で塞がれています。
「大きな音が出ないよう、小さい銃が使われた」とガイドさんが話していました。

続いて入った「犯罪の照明」という棟には、収容者から没収したおびただしい数の靴、帰れるときのことを考えて自分たちの住所を大きく書き綴ったカバン、義足などが積まれていました。
ガラスケースいっぱいの女性の髪の毛、そしてそれから作られた毛布もありました。

ドイツの敗北が濃厚になり、証拠隠滅のためかガス室などの施設はほとんどドイツ兵によって壊されました。
第一アウシュビッツに残るガス室は、戦後復元されたものです。
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もともとはポーランド軍の武器庫として使われていた場所でした。
「サイクロンB」という毒ガスを使って、ここで大量の人が殺されました。

ガイドさんは説明の中で「収容所で殺されたのはユダヤ人だけではない」という点を繰り返していました。
ポーランド人の政治犯や、ソ連の捕虜、ジプシーなど、実に28にも及ぶ民族が殺されました。
現在では犠牲者の数は150万人と言われていますが、正確な数は分かりません。
ここに連れて来られた人々は、到着するや否や一列に並ばされ、労働に耐えないと判断された時点で記録も取られずにガス室に送られていったからです。

また、「なぜこれほど多くの収容者がいたのに抵抗出来なかったのか?」という質問を受けたガイドさんは、
「収容者の中から選ばれたスーパーバイザーが、それ以外の収容者を監視していたから」
と答えていました。
スーパーバイザーたちはその他大勢よりも良い食事を与えられたり、良い部屋を与えられていました。

 ***

続いてバスに乗って、2km離れた第二アウシュビッツ・ビルケナウに向いました。
ガイドブックによれば敷地面積1.4km、300棟以上のバラックが立ち並んでいたといいます。

映画『シンドラーのリスト』にも使われた「死の門」の上の見張り塔は、実際に上ってみることができます。
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広大な土地の左右にバラックが広がっています。
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左が女性棟、右が男性棟と説明されたと記憶しています。
私たちは見る時間がありませんでしたが、この線路の一番向こうに国際慰霊碑があるそうです。

映画などで印象的な列車の引込み線は、比較的後半に作られたものだとのことでした。
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木造のバラック。
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そのバラックの内部。
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3段ベッドに寝返りも打てないくらいギッシリと人が寝させられます。
飢餓のために下痢をする人が大勢いましたが、トイレは朝晩2回のごく短時間のみ。
必然的に垂れ流しになり、下の段の人は汚物をかぶることになりました。

まだ息のある人の肉をネズミがかじったり、飢えのために人が人を食べることもあったとガイドさんは言っていました。

地獄です。

 ***

確かに、旦那さんの言うとおり、機会があればこの場所を自分の目で見ることは大切なことかもしれません。
でも、私が一番印象的だったのは、見学を終えてバスに戻ると、めいめい昼食を広げ、歓談を始めたことでした。
それは私自身も同じでした。

結局、私たちはここで起きたことを実体験としては感じることは出来ないのだと思いました。
だからこそ、事実を後生に語り継いでいかなければならないのです。
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つづく
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by takaramono5898 | 2009-07-05 06:00 |   └ ポーランド

クラクフ Krakow vol.1

6/21から23まで、ポーランドのクラクフに行っていました。

今年に入ってから2回目のクラクフ。
4月の下旬に行ったときは、はヴロツワフ在住の友人に日帰りで連れて行ってもらいました。

今回は、
「どうしてもこの目でアウシュビッツ強制収容所を見てみたい」027.gif
という旦那さんの希望で、オシフィエンチム(ドイツ語名がアウシュビッツ)に近いこの街に再びやってくることになりました。

【6月21日(日)1日目】
easyJetでロンドンのガトウィックからクラクフ空港へ。

のっけから正しいバスを探すのも一苦労でした。
インフォメーションのお兄ちゃんに聞いても、
「あっちに行って70m歩いたらある」044.gif
というぶっきらぼうな説明のみ。
バスの運ちゃんに聞いても、ポーランド語の返事では心もとない。。。
時刻表を見ても英語標記がなく、ガイドブックのポーランド語と見比べて、
「この文字がクラクフ中央駅ってこと???」
と推測するしかない。

しばらく該当のバスが来ないようなので、タクシーで行こうとしたら、
「今日は日曜日だから100ズウォティだ」
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ガイドブックには30~60ズウォティって書いてあるのに047.gif
いくら日曜だからってあまりにもぼったくり過ぎなので、「高すぎる!」と言い放って1時間待ちました。
どんよりとした空から小雨も降ってきて、すっかりブルーなスタートになりました。

ドキドキと車窓から外を眺め、クラクフ駅中央駅のバスターミナルらしきところで無事降りることができました。
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そこから歩くこと15分程度。
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前に見た景色!
旧市街のフロリアンスカ門が見えてきました。

この旅の宿は、またもや旦那さんが万全を期して選んだこちらの宿。
ホテルフロリアン
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質素だけど清潔で十分な設備。
旧市街の中でどこに行くにも便利、且つ、翌日参加するツアーの集合場所にも近い。
いつもながら、旦那さんの情報収集力に感服です。。。038.gif

街中を散策して見たのは前回ブログとほとんど同じところなので割愛。
今回は残念ながらお天気が悪かった。057.gif
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その晩はヴロツワフのかあいちゃんから教えてもらったポーランド料理のレストランへ行きました。
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お店の中はほとんど満席。
そして多分全員ポーランド人。。。
セルフサービス式なので実際に料理を見ながら注文することもできるし、英語のメニューもありました。

あぁ、これが飲みたかったのーーーーー!016.gif
ポーランド版味噌汁、ジュレック Zurek
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ライ麦を発酵させて作ったスープに、ソーセージとゆで卵が入っているあったかーいスープです。

ポーランド版餃子、ピエロギ Pierogi
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水餃子と揚げ餃子があり、こちらでは水餃子でした。
この店では豚の油を揚げたクルトンのようなものが掛けてあって、ちょっと油っぽかったかな。

ポーランド版トンカツ、コトレット・スハボヴィ Kotlet schabowy
顔のサイズくらいある巨大トンカツにビックリ。。。
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やっぱり、ポーランドの豚肉は本当に美味しい。
しっかり味が付いていて、カリッと揚がってて、思い出すだけで丼飯が食べられそう。。。010.gif


前回のポーランド旅行では気づきませんでしたが、今回、この店でははっきり分かりました。
ポーランド人はアジア人が珍しいのでジロジロ見ます。
かあいちゃんやもっちゃんも、スーパーなどで振り返って見られたと話していました。

全員揃ってこちらをガン見している4人家族あり・・・
子どもなんか、食べる手も止めて、口を開けて、わざわざ体をひねって振り返って、もの珍しそうにこちらを見てました。
なので、私も手を止めて強烈にガン見し返してしてみました。013.gif
すると家族全員で顔をひきつらせながら「ニ、ニコッ」と作り笑い。001.gif
怖かったのかな・・・

つづく
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by takaramono5898 | 2009-07-04 06:12 |   └ ポーランド

ウィンブルドン名物 ストロベリー&クリーム

先日のウィンブルドン観戦のとき、どーーーしても食べてみたかったのがストロベリー&クリーム Strauberries & Cream
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ご覧の通りのイチゴのクリームがけなんですが、これがここの名物なんだそうです。
お値段は昨年から据え置きの2.25ポンド。

前日の夜明け直後にイギリスのケント州で収穫され、当日の朝にウィンブルドンへ運ばれるという新鮮なイチゴたち。
毎日、重さ2トンあまりのイチゴが販売され、2週間の大会期間中には合計で約28トンの イチゴが、生クリーム7,000リットルと共に消費されると読みました。
エライ量です。

そういえばスーパーのTESCOでは「イチゴ1パック買ったら、生クリーム1つおまけ」セールをやってました。
ウィンブルドンが終わるとイチゴの値段が下がるという話も聞きました。

でも、見ての通り、タダの苺。。。
実は私たちの左右のおばさまたちは、凍らせた苺とクリームを持参していました。
「あっちの方が冷たくて美味しそう・・・!」013.gif

写真を撮るのも忘れ無心に飲みましたが、イギリスの夏の代表的なカクテル、ピムス Pimm'sも漏れなく購入しました。
甘苦いリキュール、ピムスをレモネードで割り、スライスしたオレンジ、リンゴ、キュウリ、イチゴ、ミントの葉などを入れて飲みます。
ジュースみたいで爽やかで美味しい。
Pimm's to goスタンドは長蛇の列で、猫も杓子もこれを持って歩いてました。
このピムスにいたっては、15万杯も飲まれるらしいです。

果たして、不景気のイギリスで、今年のイチゴやピムスの売れ行きはどうだったんでしょうか027.gif
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by takaramono5898 | 2009-07-02 04:12 | 観る

テニスの殿堂、ウィンブルドンへ ~たからもの夫婦全英デビュー?~

ここのところロンドンらしからぬ良いお天気058.gif
加えて、昨年は一度も感じなかった「夏」らしい暑い日が続いています。

そんな中、テニスのウィンブルドン選手権7日目を観戦してきました。

この大会、チケットを手に入れるのは結構大変。
前売り券は、前年のうちに封書で申込書を取り寄せ、応募し、当選した人だけが買うことができます。
日にちやコートは選べません。
当選確率はかなり高い模様。

うちの旦那さんは本当にマメで、密かに上述の作業を行っていました。
しかも彼はびっくりするくらいクジ運が良く、初めての応募で見事センターコートのチケットを当てました。
恐るべし。。。026.gif

地下鉄でSouth fieldという駅まで行き、そこから人の波が進む方向に歩くこと30分弱。
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指示された入口から会場に入ると、まだ午前中にも関わらずすごい人。
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センターコートの試合は午後13時からでしたが、一足先にオープンコートで行われるジュニアの試合を観戦しました。
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自由席で誰でも見られるコートが並んでいます。
向こうに見えるのは少し大きなコートです。
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日本人の井上雅さんとオマーンの Fatma Al Nabhaniさんの試合。
井上さんは17歳の女子高生。
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今年の全豪オープンテニスジュニアでベスト16に入った期待のホープなのだそうです。

私たちは途中で退席しましたが、井上さんは見事勝利して、2回戦に駒を進めました。

センターコートは1年でこのウィンブルドン選手権でしか使われないという格式の高いコートです。
「どこらへんなんだろうなぁ」なんて、番号通りのゲートをくぐると・・・
えぇぇぇぇぇぇぇ!005.gif
前から3列目の強烈にいい席。
砂かぶり!
あまりに興奮して
「すごーい、すごーい!」005.gif
と叫んだので、隣のオバサマたちに微笑まれちゃいました。

この日のセンターコートは女子シングルスと男子シングルスの4回戦。
対戦は次の通りでした。(カッコ内はシード)

●第一試合 Roger Federer/スイス(2)対 Robin Soderling/スウェーデン(13)
豚に真珠、私にウィンブルドン。
私はこの日までフェデラーさんなる選手を知りませんでした。
ウィンブルドン5連覇しちゃったものすごい方なんですね。
ほんとスミマセン。
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ランク的にはフェデラーの方が優位でしたが、対するソデルリングは全仏オープンで王者ナダル(今大会はケガで欠場)を倒して「史上最大の番狂わせ」と言われた選手だそう。
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193cmの長身から繰り出すサーブはとても速く感じられました。
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結果はフェデラーが3セット先取のストレート勝ちでしたが、見ごたえのある試合でした。

●第二試合 Dinara Safina/ロシア(1) 対 Amelie Mauresmo/フランス(17)
第1シードのディナーラ・サフィーナが、2006年のチャンピオンで第17シードのアメリ・モレスモと対戦。
初のグランドスラム制覇を目指しているというサフィーナは183cm!
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デカイ。おっかないです。
ミスをするとロシア語でなにやら叫び、へそが出ててもなりふり構わない。
勝利への執着心が、毛穴中から出てる感じ。

アメリは2006年のウィンブルドンの覇者ですが、勢いではサフィーナが上か。
過去の対戦成績では4勝2敗でモレスモが優位でしたが、のぼり調子の若者サフィーナが気迫で勝利しました。

途中、歴史的な一幕が。
3年がかりで完成した開閉式の屋根が、初めて閉じられるというハプニングがありました。
パラパラと雨が降り出した途端、名物のシート敷きのお兄さんたちが登場すると会場は大盛り上がり。
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ひとまずシートを敷いたあと、試合はサスペンデッド。
ヒマな観客は、なぜかウェーブでこれまた大盛り上がり。
アナウンスの後、徐々に閉まりはじめ・・・
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この間、会場は大声援です。

さらに。
試合再開前、すぐ後ろを振り返ると、旦那さんが血相を変えて、
「あ、ジョン・マッケンローだ!!!」027.gif
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どうやらアメリカの番組の解説者として来たらしい。
この私だって、マッケンローは知ってます。
老けたなぁ。。。
でも、笑ってました003.gif
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●第三試合 Andy Murray/イギリス(3) 対 Stanislas Wawrinka/スイス(19)
アンディ・マレーはスコットランド出身の22歳。
1936年のフレッド・ペリーを最後に優勝者が出ていないイギリスとしては、第3シードのメチャクチャ期待がかかってます。
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客席には「CMON ANDY」Tシャツを着た応援団も。
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9割方がマレーを応援していました。

夜ごはんを食べに席を外したら、いきなりスタニスラス・ワウリンカに1セット目を取られていました。
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前述、同郷のフェデラーと組んで2008年北京五輪でダブルス金メダルを取った実力派です。
サーブ前、ボールを慎重に選ぶ姿が印象的でした。

フルセットの末、試合が終了したのは午後22時30分すぎ。
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後に調べると、大会史上、最も試合終了時間が遅くなったのだそうでした。

テニスがこんなに面白いなんて!
2週間、毎日見に来たって飽きないくらいです。

現役復活を果たした伊達公子選手は初戦敗退でしたが、杉山愛選手は私たちが見た翌日のミックスダブルス3回戦にて勝利!
このウィンブルドンで日本人選手が堂々と戦っている姿を見るのはとても誇らしい気持ちになります。
本当に貴重な経験となりました。
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【余談】
家に帰ると、テレビを見ていたロンドンの友人からのメールで、
「3列目に座ってたでしょ!旦那さん、オレンジ色のシャツ着てたでしょ!」
・・・なんと、私たち、テレビに映ってたんですって!012.gif
ユニクロポロシャツの旦那さんと、無印ワンピースの私。
二人して、
「もっといい格好していけば良かった・・・」
初めて屋根が閉じられたり、最も遅くまで試合が行われたり、その記念すべき大会に、ワタクシタチも全英デビューと相成りました。
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by takaramono5898 | 2009-07-01 06:20 | 観る