Londonのたからもの

uktakara.exblog.jp
ブログトップ

クラクフ Krakow vol.2 sanpo

【6月22日(月)2日目】
朝8時出発、全行程6時間かかるアウシュビッツ強制収容所見学のツアーに参加しました。

オシフィエンチムまではバスで1時間半。
現地に着くと英語のガイドが付いてくれ、グループになって見学します。
まずは第一アウシュビッツと呼ばれる基幹収容所から。
建物の中は撮影禁止だったため、概観のみの写真です。

写真で見ることが多い、アウシュビッツのゲート。
c0153330_546418.jpg

ARBEIT MACHT FREI 「働けば自由になる」
3文字目の「B」が上下さかさまになっているのは、これを作らされた者のせめてもの抵抗と考えられています。

ゲートをくぐるとすぐ右にある建物。
c0153330_547448.jpg

この前で楽団が演奏していた様子が写真に残っています。
何も分からずに連行されて来た人々へのカモフラージュだったのでしょう。

左右に並ぶ収容棟。
c0153330_5484532.jpg


11号棟は「死のブロック」と呼ばれ、臨時裁判が行われました。
c0153330_5491573.jpg

地下には食べ物飲み物を断たれる飢餓室、座ることの出来ないごく狭いスペースで衰弱させる立ち牢などがあります。
家族がある者の身代わりになって亡くなったコルベ神父を聞いたことがありますが、ここで命を落としたそうです。

10号棟と11号棟の間にある「死の壁」。
c0153330_549545.jpg

銃殺に使われました。
その様子が分からないよう、10号棟の窓は黒い板で塞がれています。
「大きな音が出ないよう、小さい銃が使われた」とガイドさんが話していました。

続いて入った「犯罪の照明」という棟には、収容者から没収したおびただしい数の靴、帰れるときのことを考えて自分たちの住所を大きく書き綴ったカバン、義足などが積まれていました。
ガラスケースいっぱいの女性の髪の毛、そしてそれから作られた毛布もありました。

ドイツの敗北が濃厚になり、証拠隠滅のためかガス室などの施設はほとんどドイツ兵によって壊されました。
第一アウシュビッツに残るガス室は、戦後復元されたものです。
c0153330_5513849.jpg

もともとはポーランド軍の武器庫として使われていた場所でした。
「サイクロンB」という毒ガスを使って、ここで大量の人が殺されました。

ガイドさんは説明の中で「収容所で殺されたのはユダヤ人だけではない」という点を繰り返していました。
ポーランド人の政治犯や、ソ連の捕虜、ジプシーなど、実に28にも及ぶ民族が殺されました。
現在では犠牲者の数は150万人と言われていますが、正確な数は分かりません。
ここに連れて来られた人々は、到着するや否や一列に並ばされ、労働に耐えないと判断された時点で記録も取られずにガス室に送られていったからです。

また、「なぜこれほど多くの収容者がいたのに抵抗出来なかったのか?」という質問を受けたガイドさんは、
「収容者の中から選ばれたスーパーバイザーが、それ以外の収容者を監視していたから」
と答えていました。
スーパーバイザーたちはその他大勢よりも良い食事を与えられたり、良い部屋を与えられていました。

 ***

続いてバスに乗って、2km離れた第二アウシュビッツ・ビルケナウに向いました。
ガイドブックによれば敷地面積1.4km、300棟以上のバラックが立ち並んでいたといいます。

映画『シンドラーのリスト』にも使われた「死の門」の上の見張り塔は、実際に上ってみることができます。
c0153330_5531031.jpg

広大な土地の左右にバラックが広がっています。
c0153330_5532893.jpg

左が女性棟、右が男性棟と説明されたと記憶しています。
私たちは見る時間がありませんでしたが、この線路の一番向こうに国際慰霊碑があるそうです。

映画などで印象的な列車の引込み線は、比較的後半に作られたものだとのことでした。
c0153330_5552519.jpg


木造のバラック。
c0153330_5563361.jpg

そのバラックの内部。
c0153330_555522.jpg

c0153330_556953.jpg

3段ベッドに寝返りも打てないくらいギッシリと人が寝させられます。
飢餓のために下痢をする人が大勢いましたが、トイレは朝晩2回のごく短時間のみ。
必然的に垂れ流しになり、下の段の人は汚物をかぶることになりました。

まだ息のある人の肉をネズミがかじったり、飢えのために人が人を食べることもあったとガイドさんは言っていました。

地獄です。

 ***

確かに、旦那さんの言うとおり、機会があればこの場所を自分の目で見ることは大切なことかもしれません。
でも、私が一番印象的だったのは、見学を終えてバスに戻ると、めいめい昼食を広げ、歓談を始めたことでした。
それは私自身も同じでした。

結局、私たちはここで起きたことを実体験としては感じることは出来ないのだと思いました。
だからこそ、事実を後生に語り継いでいかなければならないのです。
c0153330_5584845.jpg


つづく
[PR]
# by takaramono5898 | 2009-07-05 06:00 |   └ ポーランド

クラクフ Krakow vol.1

6/21から23まで、ポーランドのクラクフに行っていました。

今年に入ってから2回目のクラクフ。
4月の下旬に行ったときは、はヴロツワフ在住の友人に日帰りで連れて行ってもらいました。

今回は、
「どうしてもこの目でアウシュビッツ強制収容所を見てみたい」027.gif
という旦那さんの希望で、オシフィエンチム(ドイツ語名がアウシュビッツ)に近いこの街に再びやってくることになりました。

【6月21日(日)1日目】
easyJetでロンドンのガトウィックからクラクフ空港へ。

のっけから正しいバスを探すのも一苦労でした。
インフォメーションのお兄ちゃんに聞いても、
「あっちに行って70m歩いたらある」044.gif
というぶっきらぼうな説明のみ。
バスの運ちゃんに聞いても、ポーランド語の返事では心もとない。。。
時刻表を見ても英語標記がなく、ガイドブックのポーランド語と見比べて、
「この文字がクラクフ中央駅ってこと???」
と推測するしかない。

しばらく該当のバスが来ないようなので、タクシーで行こうとしたら、
「今日は日曜日だから100ズウォティだ」
044.gif
ガイドブックには30~60ズウォティって書いてあるのに047.gif
いくら日曜だからってあまりにもぼったくり過ぎなので、「高すぎる!」と言い放って1時間待ちました。
どんよりとした空から小雨も降ってきて、すっかりブルーなスタートになりました。

ドキドキと車窓から外を眺め、クラクフ駅中央駅のバスターミナルらしきところで無事降りることができました。
c0153330_55794.jpg

そこから歩くこと15分程度。
c0153330_556504.jpg

前に見た景色!
旧市街のフロリアンスカ門が見えてきました。

この旅の宿は、またもや旦那さんが万全を期して選んだこちらの宿。
ホテルフロリアン
c0153330_55750100.jpg

c0153330_5581239.jpg

質素だけど清潔で十分な設備。
旧市街の中でどこに行くにも便利、且つ、翌日参加するツアーの集合場所にも近い。
いつもながら、旦那さんの情報収集力に感服です。。。038.gif

街中を散策して見たのは前回ブログとほとんど同じところなので割愛。
今回は残念ながらお天気が悪かった。057.gif
c0153330_5592024.jpg

その晩はヴロツワフのかあいちゃんから教えてもらったポーランド料理のレストランへ行きました。
c0153330_5594674.jpg

お店の中はほとんど満席。
そして多分全員ポーランド人。。。
セルフサービス式なので実際に料理を見ながら注文することもできるし、英語のメニューもありました。

あぁ、これが飲みたかったのーーーーー!016.gif
ポーランド版味噌汁、ジュレック Zurek
c0153330_614775.jpg

ライ麦を発酵させて作ったスープに、ソーセージとゆで卵が入っているあったかーいスープです。

ポーランド版餃子、ピエロギ Pierogi
c0153330_62613.jpg

水餃子と揚げ餃子があり、こちらでは水餃子でした。
この店では豚の油を揚げたクルトンのようなものが掛けてあって、ちょっと油っぽかったかな。

ポーランド版トンカツ、コトレット・スハボヴィ Kotlet schabowy
顔のサイズくらいある巨大トンカツにビックリ。。。
c0153330_632419.jpg

やっぱり、ポーランドの豚肉は本当に美味しい。
しっかり味が付いていて、カリッと揚がってて、思い出すだけで丼飯が食べられそう。。。010.gif


前回のポーランド旅行では気づきませんでしたが、今回、この店でははっきり分かりました。
ポーランド人はアジア人が珍しいのでジロジロ見ます。
かあいちゃんやもっちゃんも、スーパーなどで振り返って見られたと話していました。

全員揃ってこちらをガン見している4人家族あり・・・
子どもなんか、食べる手も止めて、口を開けて、わざわざ体をひねって振り返って、もの珍しそうにこちらを見てました。
なので、私も手を止めて強烈にガン見し返してしてみました。013.gif
すると家族全員で顔をひきつらせながら「ニ、ニコッ」と作り笑い。001.gif
怖かったのかな・・・

つづく
[PR]
# by takaramono5898 | 2009-07-04 06:12 |   └ ポーランド

ウィンブルドン名物 ストロベリー&クリーム

先日のウィンブルドン観戦のとき、どーーーしても食べてみたかったのがストロベリー&クリーム Strauberries & Cream
c0153330_452935.jpg

ご覧の通りのイチゴのクリームがけなんですが、これがここの名物なんだそうです。
お値段は昨年から据え置きの2.25ポンド。

前日の夜明け直後にイギリスのケント州で収穫され、当日の朝にウィンブルドンへ運ばれるという新鮮なイチゴたち。
毎日、重さ2トンあまりのイチゴが販売され、2週間の大会期間中には合計で約28トンの イチゴが、生クリーム7,000リットルと共に消費されると読みました。
エライ量です。

そういえばスーパーのTESCOでは「イチゴ1パック買ったら、生クリーム1つおまけ」セールをやってました。
ウィンブルドンが終わるとイチゴの値段が下がるという話も聞きました。

でも、見ての通り、タダの苺。。。
実は私たちの左右のおばさまたちは、凍らせた苺とクリームを持参していました。
「あっちの方が冷たくて美味しそう・・・!」013.gif

写真を撮るのも忘れ無心に飲みましたが、イギリスの夏の代表的なカクテル、ピムス Pimm'sも漏れなく購入しました。
甘苦いリキュール、ピムスをレモネードで割り、スライスしたオレンジ、リンゴ、キュウリ、イチゴ、ミントの葉などを入れて飲みます。
ジュースみたいで爽やかで美味しい。
Pimm's to goスタンドは長蛇の列で、猫も杓子もこれを持って歩いてました。
このピムスにいたっては、15万杯も飲まれるらしいです。

果たして、不景気のイギリスで、今年のイチゴやピムスの売れ行きはどうだったんでしょうか027.gif
[PR]
# by takaramono5898 | 2009-07-02 04:12 | 観る