【6月13日(土)4日目 エーゲ海クルーズ:トルコ/クシャダシ、ギリシャ/パトモス島】
朝ごはんのとき、デッキから見た朝焼け。

船の旅、なにげに早起きです。
この日はまず、トルコの
クシャダシに寄港。
エフェソス遺跡を巡るオプショナルツアーに参加しました。
旦那さんは10年ほど前にこの遺跡に来たことがあり、
「とてもきれいでオススメ」
とのこと。
エフェソスに紀元前1200年頃に移り住んだ人々が、女神アルテミスを祀った神殿を築きました。
最盛期には25万人もの人が住み、毎年4月に開催されるアルテミスの祭典には100万人もの観客が訪れたそうです。
下線の氾濫や疫病により街は衰退し、何百年もの間土に埋もれていた遺跡を、100年ほど前から発掘・復元を始めたのだそうです。
そのせいか、3000年経っているとは思えないほど遺跡全体がよく残っています。

モザイクもうっすら色が見えます。

男子たちが用をたしながら談笑したという水洗トイレ。

いにしえに思いをはせながら、ワタクシもしばし腰掛けてみました

ケルススの図書館。

この当時の図書館としては、世界で3本の指に入る・・・とガイドさんが言っていたような気がしますが、定かではありません。
いずれにせよ、3000年前に、図書館があるって、ものすごい
こちらは世界で初めての広告といわれているもの。

道端に掘られたもので、左からハート印、左足、女性・・・
「こっちにいくと娼婦の館があるよ」
という意味だそうです。。。
出口付近にあった野外大劇場。
とても大きいので、上までのぼるとちょっと怖いです。

過去にエルトン・ジョンやスティングなど、数々のアーティストがコンサートを行ったようですが、
ロックコンサートは振動が遺跡に悪い影響を与えるそうで、現在はクラシックなどのコンサートのみになっているとのことでした。
午後はギリシャに戻り、
パトモス島へ。
この小さな島の見どころは世界遺産の聖ヨハネ修道院と、聖ヨハネが黙示録を書いたという洞窟です。
・・・が、キリスト教信者ではない我々、あまり興味がないのでツアーには参加せず。
でも、船を下りたところのタクシーのお兄さんが声を掛けてきて、
「二人まとめて25ユーロで洞窟と修道院に連れてくよ」
というので、乗ってみました。
このあんちゃん、お客は私たちのほかに何組もいるらしく、分刻みのスケジュールでピストン輸送しているもよう。
「●●分に、また迎えに来るから」
言い残して、彼は猛スピードで港まで戻っていきました。
ヨハネの洞窟のある場所の建物。

中は写真撮影禁止ですが、洞窟の入口はこんな感じ。

中にはヨハネが体を休めたという場所や執筆したと言われている本が展示されていました。
信者たちはそういった遺物ひとつひとつに十字を切り、キスしていました。
続いて丘の上にある
聖ヨハネ修道院。
この聖ヨハネ修道院は11世紀に聖ヨハネを記念して設立されたもので、現在では世界遺産に指定されています。
どちらもさほど大きくないので、すぐに見学は終わりました。
帰りのタクシーのあんちゃんを待っている間、修道院の高い丘から見下ろす光景が気持ちよかった
この日の夜は、特別にディナーに予約が必要で、いつもより少しだけ改まった様子。
最後にはレストランの従業員たちがギター演奏とともに歌を歌ったり、なかなか盛り上がりました。

みんなすごく楽しそうに歌ってるから、こちらまで楽しくなる
さらに、別の場所ではギリシャの伝統的な踊りや歌を披露するショー。

乗客を飽きさせないように、いろいろ工夫が凝らされていました。
私たちは早々に引き上げましたが、日本人のおばさまたちの中には、ディスコで夜な夜なフィーバー(←死語)したつわものもいたようです。
恐れ入りました
つづく